秋季祭礼

小濱神社秋季祭礼概要

祭礼は、十月第三週の土・日・月曜日の三日間行われます。
従来は七月に行われていましたが、
昔、盛んだった漁業の時期と重なるために変わったものです。
宵祭(土曜日)には宮参りの獅子舞があり、
本祭(日曜日)は神社にて神輿の渡御の儀式が行われ、神輿行列の巡行となります。
祭礼行列は天狗・奴・地区役員・神主・神輿・獅子・旗持ち・小濱太鼓の順に続きます。
後〔しまい〕祭(月曜日)には、神社裏に特設の土俵を設けて
子供奉納相撲が執り行なわれます。

写真1

大根布地区では、古くからの町内第1〜5町内が各獅子頭を持ち、5組の獅子があります。それぞれの町内の連合会(町内の年齢集団)が、主体となり獅子舞が行われています。 各連合会それぞれの棒振りがありますが、それとは別の純然たる獅子舞があり、宵祭の宮参りの獅子や本祭における迎え獅子・送り獅子としての獅子舞が行われます。
獅子舞
獅子が神社拝殿に向かって突進し、拝殿左手の縁側に上って上段の構えで激しく舞う。やがて獅子は徐に段を下りながら上段の構えから中段の構えに移り ゆったりと舞う。それから下段の構えとなり、獅子頭を階段下の向拝柱の石畳まで下げ、左から右、右から左、と這うように舞う。やがて獅子は境内入口に向って突進し、くるりと拝殿の方へ向き返る。ここで棒振りを二番演じ終えると獅子は再び拝殿に駆け上り、前記のように上段の構えから下段の構えまで舞い終わると、次の獅子と交代して境外へ出る。

写真2

写真3

奴行列
前田家の殿様の参勤交代の様子を取り入れたものです。大正4年に金沢市の五郎島から受け継がれました。 地元の若者16名【挟箱2(4人)白黒の毛槍3(6人)傘1(2人)赤台傘1(2人)薙刀1(2人)】の奴行列は、神様の先導役としてけやりを掛けながら二列縦隊となって行進します。